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【トヨタディーラー元営業が教える】ファミリーカー試乗で失敗しない8つのチェックポイント

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そろそろ車が欲しいな、乗り換えたいな、と思った時に必ずして欲しいことがあります。

それは実際に気になっている車に乗ってみること、“試乗してみること”です!

乗ってみると、運転のしやすさや、シートアレンジのやり方など、カタログやネットの情報だけでは分からないことが意外とあったりするんです!

私はディーラー営業時代、多くのご家族の車選びに立ち会ってきましたが、やっぱり最後に“決め手”になるのは 試乗でのリアルな体感 でした。

そこで今回は、試乗の際に見るべきポイントを8つをご紹介していきます!

これから車をお考えの方や、乗り換えを検討されている方にもピッタリな内容となっておりますので、どうぞ最後までご覧くださいませ!

この記事でわかること
  • 試乗のメリット
  • 試乗で見るべきポイント8つ
目次

試乗をするべき理由

元車の営業という立場から、試乗は本当におすすめします!

なぜなら、カタログの数値だけではわからない、運転のしやすさや乗りこみのしやすさなどが感覚的に分かるからです。

例えば、本革を使った上質なシートを採用している車だとしても、そのシートがしっくりくるかどうかなどは実際に運転席に座ってみないとわからないことも多くあります。

また、ミニバンなどの場合は、女性の力だけでも3列目のシートアレンジができるかどうか、などその手で動かしてみてわかることがたくさんあります。

このような理由から、ぜひ気になる車がある場合には必ず試乗をして欲しいんです!

とはいえ、試乗って少しハードルが高いですよね。

実際、多くの方が最初は「試乗は大丈夫です〜」と遠慮されます。

でも分かります、その気持ち…。なんとなく躊躇する理由ってこんな感じではないでしょうか?

試乗を遠慮する理由って?

まずは、試乗に対して“なんとなく尻込みしてしまう理由”に触れておきます。

よくある遠慮ポイント
  • 初めて乗る車で運転するのが怖い
  • 乗ったら買わされそうで怖い
  • 車種も絞り切れていない
  • 子供が騒いでしまわないか不安

これ、全部とても自然な気持ちですよね。私もお客さんだったら絶対そう思います。

ですが、元営業として正直に言うと…

どの不安な気持ちも全然問題ないです!そいった気持ちを抱えながら来てくださる方とっても多いので、不安になりすぎなくて大丈夫ですし、もしろ営業側としては全然ウェルカムです!

上記のような不安ポイントについては、私的にはこんなかんじでご相談にのっていました!

実際に私が営業時代にしていたことなので、担当営業さんに相談してみるといいと思います!

初めて乗る車で運転するのが怖い 

広い道だけを走るルートも案内できますし、通常のコースよりも短めにすることもできましたよ!

乗ったら買わされるのでは?

一回試乗したからといってみんなが買ってくれるとは思ってないです!納得するまで乗ってもらって大丈夫です!3回くらい試乗される方も多くいます

まだ車種が絞りきれていないんだよね

まずは気になる車を何台かピックアップしてもらい、営業さんに見たい車を相談してみるといいと思います!店舗のスペースや試乗車の都合にもよりますが、私の場合は一度に3台くらいまでなら車の用意ができました。

子供が騒いだりしないか心配で

全然大丈夫だと思います!だいたいディーラーにはキッズスペースがあるくらいお子様ウェルカムなところ多いですし、意外と楽しんで乗ってくれるお子様も多かったように思います。どうしても泣いてしまって無理そうな時は、パパママが交代して試乗しに行く、という手もあります!

ですので、試乗したからといってすぐに契約に追い込むようなことはないです!

安心してチャレンジしてみてくださいね。

試乗のメリット 

では試乗することでなにがわかるんだろう?

私は、試乗の大きなメリットは“相性”が分かることだと思っています。

試乗することで、カタログやネットの情報では絶対に分からない“生活との相性”が見えてきます。

例えば

・視界の広さや死角の有無

車種ごとに全然違う。運転のしやすさに直結します。

・乗り降りのしやすさ

チャイルドシートへの乗せ下ろしはどうか?

後部座席のステップは高くないか?

・荷物の積みやすさ

ベビーカー+荷物でも余裕があるか?

3列目を出した時の荷室はどの程度あるか?

・自宅周りの道路事情

細い道が多くないか、すれ違いに無理が生じないか

曲がり角がキツくないか

・車庫にしっかり入るか

カタログの寸法では問題なくても、車庫に入れたあとスムーズに降車できるか

ギリギリすぎてバックドアが開かないことはないか

試乗は、こうした“暮らしに直結するポイント”を確かめるための、とても重要な時間であると言えます。

試乗で見るべき8つのポイント

ここからは、試乗時に必ずチェックしてほしい項目を8つ紹介します。

項目は多いですが、しっかり確認しておくことで後悔を防ぐことができますよ。

 視界の広さ・死角の少なさ

視界の広さは安全運転に直結する部分なので、運転席から見える視界は良好であるかどうかを確認するようにしましょう!

フロントガラスが大きく、前方の視界が良好かどうか、ピラーが死角にならず側方の視界もしっかりと確認できるかどうかをチェック。

私は身長が低いので、シートポジションの設定をかなり重要視しています!これをしっかりセットすることで、低身長でも良好な視界を確保することができます!

 自宅周りの道路&車庫との相性

実は試乗で自宅周辺を走ることも可能なんです(店舗によるかな)

生活圏での走りやすさは、車選びの最重要ポイント。

• いつも使う道で走りづらくないか、狭い道はその車で通れるのか

• 車庫入れの感覚はつかめるか、駐車後の乗り降りは問題ないか

営業時代によくあったのは、アルファードでの試乗だったのですが、車自体は大変気に入ってもらっていても、自宅周辺の道が非常に狭く、大きな車は厳しい…ということが判明し、一回り小さい車種を選び直すということも多くありました!

可能なら一度、自宅周りと車庫入れはお試しして欲しいです!

車庫には入っても、車置いたら自転車置き場が無くなった!や、バックドア開けるのに少し前進させないと開かない!なんてことも…。

 乗り降りのしやすさ(運転席・後部座席)

運転席への乗り込みがしづらいと、毎回のことなので少しストレスに感じてしまいます。ランドクルーザーのように背の高い車でも、逆に低すぎる車でも乗りこみは少し大変に感じるかと思います。

小さい子が1人で乗りこみをする場合には、乗りこみ口が狭くないか、ステップは高くないかも重要ポイントです!

• スライドドアの開き幅は大きいか

• チャイルドシートからの乗せ降ろしはしづらくないか

我が家は2歳児をハリアーに乗せていますが、チャイルドシートから下ろすときに天井に子供の頭をぶつけてしまうことがたまにあります。だんだん子供が大きくなってくると、こういうことも起きます。

 内装・外装の質感

写真で見るのと、実物ではなかなか違うこともあります。

• ステアリングの手触りはどうか

・収納はどのくらいあるか

・後席ディスプレイはオプションで必要か(DVDなどを見れるディスプレイです)

• 外装のカラーの光り方(陽の当たり方で見え方が変わるボディカラーもあります)

実際に内装を見ると、意外と高級感を感じることもあれば、思ったよりチープな作りだな、など見なければ分からないこともたくさんあります。内装が気に入らないから検討から外す、という方もいらっしゃいます。

 シートアレンジのしやすさ

• 3列シートの出し方、収納の仕方は簡単か、力がなくても問題なくシートアレンジが可能か

• 後部座席はどのくらいリクライニングできるか

• 運転席は細かいシートポジションの調整ができるか(電動なら細かい調整が可能)

ミニバンの場合、3列目を出すことが多くあるのかどうかも重要です。簡単な操作でシートアレンジができるのか、実際に動かしてみたほうがいいです!

 チャイルドシートが問題なく付けられるか

ISOFIX対応かどうかは確認しましょう!多くの車種が対応しているはずですが、念のため必ずチェックするようにしておきましょう!

私がいた店舗では実際に装着してみてもOKでしたので、遠慮なく相談してみていいと思います!持ち込みでも大丈夫でしたし、店舗によってはチャイルドシートを用意しているところもありますので、一度確認してみるといいですね!

 乗り心地(運転者も同乗者も)

• 段差を越えるときの衝撃

• 加速の滑らかさ

• 車酔いしにくいか

• 道路の音が大きくないか

乗り心地に関しては、本当に乗ってみないとわかりません!同じような車でも乗った感覚は違うと思うので、ぜひ乗って体感していただければと思います。

 荷物の乗り具合

• ベビーカー+買い物袋でも余裕か

• 後ろを使い切っても人が乗れるか

• 荷室の開閉しやすさ

3列シートがある車の多くが、3列目を出すと荷室はほぼ無くなります!実際にシートを出してみて、荷物の載せ方を想像してみることをおすすめします!

元営業が本音で伝える「失敗しない試乗のコツ」

① 緊張しなくて大丈夫です!普段どおりでOK

「安全に見てもらうこと」が最優先です。普段履いている運転しやすい靴でいきましょう!(ヒールNG)

② 気になる道路を遠慮なく指定していい

「この道を走ってみたい」と伝えたら対応してくれると思います。ぜひ自宅周辺の道を走ってみましょう!

③ 家族みんなで乗ってチェックするのが大事

実際に使う人全員で見た方が絶対にいいです!子供の乗りやすさ、乗せおろしは体感してもらった方が安心。

④ 気になることはその場で聞いていい

営業マンも“気になる点を全部出してほしい”と思っています。不明な点や質問はどんどんした方がいいです!

 まとめ

試乗は、買うかどうかを決めるための“最終テスト”ではありません。

むしろその逆で、

「この車と一緒に、これからどんな日々を過ごせるかな?」

と想像するための、楽しい時間なんです。

この車でなら夏にキャンプに行けるかな、ミニバンならおじいちゃんおばあちゃんも一緒にお出かけできるかな、というような楽しい想像が膨らんでくると思います。

少しの勇気で、車選びは一気にラクになります。

ぜひ試乗を味方にして、“失敗しないファミリーカー選び”を楽しんでくださいね!

最後までご覧いただきましてありがとうございました!この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

こんにちは、この度は当サイトにお越しいただきましてありがとうございます。
私は、現在夫と息子との3人暮らしをしています。息子はもうすぐ2歳になる歳です。
私自身は、出産をするまでは自動車の営業として働いており、毎日必死で営業活動をしておりました。
男性営業には負けないぞ!という気持ちで、女性ならではの視点や、相談のしやすさなど、親しみやすい存在でいよう、と様々な工夫をしていました。
しかし、一度仕事から離れると、元ディーラー営業の知識などを活かす場がないな、と感じていたところでした。
そんな時に、ブログで発信してみるのはどうだろう!と思いつき
1児のママ × 元ディーラー営業女子 というジャンルで発信してみようかな、と思い、ブログ開設にいたりました。
現在はまだまだ記事数が少ないですが、これからどんどん増やしていきます!
他にも、ママ目線で子供とのお出かけレポや、話題になっていることなどをたくさん発信していこうと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたいします!

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